2021.09.22
歯石取りと言っても、実際お口の中でどんな道具をつかって歯石を取っているのか気になる方も多いと思います。いくつか種類があり、歯石の硬さや、付着している部位などによって機械や、道具を使いわけながらスケーリングしています。では、スケーリングの器材についてご説明していきます。歯石を取る器材は超音波スケーラー・エアスケーラー・ハンドスケーラーなどがあります。以前、超音波スケーラーについてお話してますので今回はエアスケーラーについてご説明します。
まずは、超音波スケーラーとエアスケーラーを比べた場合の一番の違いは振動数の違いです。超音波スケーラーは高周波数ですのでいくつかの特徴を持ち合わせています。一つはパワー密度が非常に強いことです。その結果衝撃的破壊作用が働きます。このように歯石取りに際して超音波の持つ作用が働き、歯石を破壊し除去する事が効率的に行えます。
歯石除去に関しては振動数が大きいだけに超音波スケーラーの方が適しています。
痛みに敏感な方や、知覚過敏などでしみやすい方、振動や音が苦手な方など色々な方がいらっしゃいますので、その方に合せて機械や道具を使いわけることで、ストレスなく歯石取りを行うことができます。
歯周病の大きな特徴は痛みや自覚症状がでないことです。症状が出てきた時には重症化して抜歯しかないということもありますので、とくに自覚症状がなくても、定期的に歯科を受診して歯茎の検査と歯石取りをすることをおすすめしています。
いなば歯科クリニックでは予防にも力をいれています。
いなば歯科 院長 稲葉 健一郎