2021.10.16
歯科用レントゲンの身体への影響ですが、放射能や被ばくというと特別なことのように聞こえますが、実は誰もが毎日放射線源を浴びて生活しています。
テレビや電子レンジなどの電子機器からも出ていますし、飛行機で東京~ニューヨーク間を往復すると200マイクロシーベルトの放射線源を浴びると言われていますが、歯科のレントゲンは一回で1~8マイクロシーベルトなので大きな被害を受けることはありません。また取り込まれた放射線源は新陳代謝によってある程度排出されるため、気にする必要はありません。
とはいえ、妊娠中や授乳中であれば気になると思います。実際影響はないと言われていますが、当院では念のため緊急時以外は極力撮影していません。ですので、妊娠中であれば一度相談する事が望ましいでしょう。
レントゲンと言っても、お口全体を撮影するパノラマレントゲン、小さい範囲で撮影するもの、お顔を横から撮影するセファロレントゲン
や、3D画像で診る事ができるCTレントゲンなど種類がたくさんあります。撮影する種類によってもちろん被ばく量も変わってきます。
この中ではCTレントゲンが一番被ばく量は多くなりますが、それでも心配いらない程度の被ばく量です。
適切な診断を行うためにレントゲンはとても重要になってきます。また、肉眼では見ることができない銀歯の中の虫歯や、歯周病が進行具合を見るためにも重要な役割を果たします。
当院では、2~3ヵ月に一度歯のクリーニングを推奨していますが、一年に一回はレントゲンの撮影をしてむし歯や歯槽骨の状態をチェックすることもおすすめしています。
早良区 小田部 いなば歯科クリニック