2021.04.28
歯周病は、糖尿病の第6の合併症といわれるほど、糖尿病と歯周病は密接な関係にあります。糖尿病は免疫機能を低下させたり、血流障害を引き起こすことで、歯周病原細菌が繁殖しやすい環境を作ってしまいます。実際、糖尿病の方は、健常者と比べると歯周病の罹患率が2.6倍も高いという報告があります。
逆に歯周病により、炎症性サイトカインが産生され、これが全身のインスリン抵抗性を惹起して糖尿病を悪化させることもわかっています。また歯周病による歯の喪失から起こる咀嚼機能の低下は早食いや丸呑みの原因にもなり、食後高血糖を誘発し、糖尿病を悪化させることもわかっています。ですから歯周病と糖尿病のどちらか一方を治療しても上手くいかず、医科と歯科で連携して治療をすすめていくことが重要なのです。
いなば歯科クリニックでは歯周治療にも力を入れています。
福岡県 早良区 小田部 いなば歯科クリニック
院長 稲葉健一郎