いなば歯科クリニックでは、お口の中全体の「包括的な治療」をテーマとして掲げ日々診療にあたっており、痛いところだけではなく、お口の中全体を診させていただきます。
「包括的な治療」とは、痛みのある患部だけを診るのではなく、お口全体の検査・治療を行うことです。
たとえば、患者様が痛みを訴えられた部分だけしか検査をせずに治療し、治したとしても、他の場所が歯周病に侵されている可能性も考えられます。
特に歯周病治療に関してはお口の中全体の検査が必要となってきます。
痛みのある箇所だけ歯周病の検査を行い治療しても、他に歯周病菌が残ってしまっていれば、別の場所が歯周病になってしまいます。例えば、歯の虫歯になっているところを削り、そこに被せ物を入れるときに土台である歯茎が歯周病になってしまっていると、被せ物の型取りがしっかりと行えない場合があります。例えるなら、歯周病にかかった歯茎に被せ物をつけるのは、沼地のような不安定な土地に家を建てるようなものです。安心できる家を建てるには、地盤を固めた土地に作ることが重要なのと同様に、被せ物をつける時は、健康な歯茎につけることが重要となってきます。
包括的な治療を行うことができれば、痛みのある部分を含めたお口全体に問題がないかをチェックすることで他の悪い部分を把握することが可能となり、計画的な治療を行い、将来的なリスクも同時に取り除くことができます。
「歯は一生のもの」だからこそ、定期的にお口のメンテナンスを行うことが重要になってきます。
上記の通り、当院では「歯は一生のもの」と考えており、生涯にわたってお口の健康を保つために、「痛みがある部分の治療が終わったあとが、本当の診療のスタート」だと考えています。
虫歯が治ったときに、患者様は「痛みが取れたから終わった」と思われるかもしれませんが、実はそこからが本当のスタートなのです。
私たち歯科医の役目は、患者様のお口の中の治療を行い、健康な口腔内環境を整えることだと考えています。
日々、口腔内の環境をきちんと保っていただくことは患者様の役割。そのため、私たちは患者様にお口の健康を保っていただくために、定期検診の重要性をしっかりお伝えさせていただいています。
当院では包括的な視点を持って、3ヶ月に1回定期検診にお越しいただくことで、虫歯や歯周病の再発の予防に努めています。定期検診を行うことで悪い部分の早期発見が可能となり、悪い部分が広がる前に治療することで、お口の中の環境を維持することが可能となりますので、是非定期検診にお越しいただければと思います。
包括的な治療を行うことで、問題を根本から解決します
包括的な治療に欠かせないのが、専門医との連携です。患者様の様々な症例に対し専門的な治療をより確実に行うためには、スペシャリストとのネットワークが必要不可欠だと考えています。
歯医治療と言っても、虫歯・歯周病治療をはじめ、矯正歯科、審美歯科、インプラント、口腔外科など幅広い分野が存在し、それぞれの分野において高い専門性が求められます。そのため、患者様にベストな治療を提供するには専門医の意見を踏まえた治療計画を建てることが重要です。しかし、一般的な歯科医院では、院長の得意分野以外の治療については、知識や技術も劣りがちでベストな治療を受けるのは困難であるのが現状です。
当院は、このような現状を受け、どのような患者様がお越しになっても最善の治療をご提供できるよう、専門医と連携してベストな治療を提供できることを追求しています。
特定の症例だけを診るのではなく、あらゆる症例における原因を様々な角度から検査・診断を実施し、痛みだけでなく様々な問題の根本的な解決へと導きます。患者様が最終的にどのようなお口の状態を望むのかを一緒に考え、二人三脚で診療にあたりますので患者様がお口のことでお悩みの方は当院までお気軽にご相談ください。