2020.09.03
半世紀ほどまえまで、残った顎骨の形態に合わせて作成されていた
骨膜インプラント(ブレード型インプラント)が臨床で使用されていました。
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時間の経過とともに問題をかかえることが多く、次第に消えていきました。
今日では、埋入時の固定を確実にするためのネジ構造を備えた円柱形、すなわち、歯の根っこのカタチを
したインプラントが主流になりました。
インプラントの主要部分を二つに分けた、ツーピースタイプのものが、臨床では多様されています。
その構造は骨にしっかりと一体化して、咬合力を伝える『フィクスチャー』と『アバットメント』に大別できます。
アバットメントには、『上部構造』という人工歯のついた補綴装置が連結されています。
上部構造はネジで固定するタイプとセメントで固定するタイプがあります。