2020.04.15
体温とは身体の温度を意味しますが、その身体とはどこでしょう。身体の温度は皮膚では低く、深部にいくほど高くなります。
手や足の皮膚温度は季節や環境によって変化し「外殻温度」といいます。一方、深部では心臓や脳の機能を正常に保つため比較的
高い温度で安定して保たれ、「核心温度」といいます。臨床的に重要なのは、「核心温度」です。
日本人の平熱は36.2~37.2℃の間です。また平熱より明らかに高くなった状態を発熱していると定義します。
代表的な発熱の原因として、ウイルスや細菌などの微生物が体内に侵入し、攻撃してきます。この攻撃に対し
体内の免疫活性食細胞が防御にあたり、その際に内因性発熱物質をつくります。
この物質は情報を脳につたえるための物質の産生を促進し、脳は発熱を指令し体温を上昇させることにより、
免疫反応の促進を行います。歯科の外来で院内感染予防が重視されています。
体温を測定し発熱を診断することは非常に需要です。免疫力が下がっているときに抜歯などの外科処置を行うと
治癒が遅延し、感染のリスクが上がる可能性があるということ。さらに抜歯後の発熱の原因が抜歯によるものなのか
それ以外の原因なのか特定できなくなるということが挙げられます。
現在、コロナウイルスが流行しており、患者様の全身状態を少しでも把握するため
当院では、コロナウイルス感染防止、院内感染防止のため検温を行っております。ご協力お願い致します。
いなば歯科クリニック 福岡 小田部 コロナウイルス 院内感染予防