皆さんは「オーラルフレイル」聞いた事ありますか?
オーラルフレイル(oral frailty)とは、加齢などにより「口の機能(食べる・話す・飲み込む)」が少しずつ低下していく状態のことで、早期の重要な老化のサインとされています。口腔機能とは、「噛む」「のみ込む」などの食べる機能だけでなく、「発声する」「笑う」といったコミュニケーションを担う機能も含まれています。これらの機能を保つためには唇や舌、喉や口周辺の多くの筋肉の働きを衰えさせないようにする必要があります。噛む力や舌の動きの悪化が食生活に支障を及ぼしたり、滑舌が悪くなることで人や社会との関わりの減少を招いたりすることから、放っておくと全身のフレイル(虚弱)や要介護状態につながる可能性があります。全体的なフレイル進行の前兆となり、深い関係性が指摘されています。
🔎 主な症状
次のような小さな変化がサインです。
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むせやすくなった
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食べこぼしが増えた
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硬い物が食べにくい
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滑舌が悪くなった
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口の乾燥が気になる
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噛む力が弱くなった
こうした症状が複数当てはまる場合は注意が必要です。
🦷 原因
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加齢による筋力低下
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歯の本数減少・合わない入れ歯
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唾液分泌の低下
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会話や食事量の減少
⚠放置するとどうなる?
オーラルフレイルが進行すると…
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栄養不足
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筋力低下(サルコペニア)
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誤嚥性肺炎
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要介護リスクの上昇
全身の健康にも大きく影響します。
👵 特に注意したい方
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65歳以上の高齢者
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最近食事量が減った方
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体重が減少している方
💡 予防・改善方法
1️⃣ 口の体操(口腔トレーニング)
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「あ・い・う・べー」体操
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舌の上下左右運動
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しっかり噛む習慣
- パタカラ体操
2️⃣ よく噛んで食べる
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一口30回を目安に
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硬さのある食品も適度に取り入れる
3️⃣ 定期的な歯科受診
口の中の衛生状態が保たれていないと、虫歯や歯周病のリスクが発生し、進行すると大切な歯を失うことになってしまいます。そのため「食べる」「話す」といったことが難しくなります。虫歯や歯周病を予防するには、歯ブラシだけでなく、デンタルフロス、歯間ブラシなどを有効に使用して適切なケアをしてください。自分にはどんな道具が合っているのか分からない場合はスタッフにお気軽にお尋ねください。
オーラルフレイルは早期発見・早期対策で改善可能です。
「少し気になるな」という段階でケアを始めることが大切です。
お口の健康は全身の健康につながります!
定期的な検診、メインテナンスを受けてお口の健康を保ちましょう。