2020.10.28
歯周病とは、成人の約80%の成人が罹っていると言われているお口の中の病気です。
歯周病が進行していくと、歯を支える骨が溶けてしまい、歯を支ええることができなくなって、最終的に歯が抜けてしまうという病気です。
歯周病は生活習慣病のひとつと言われていて、食事、運動、休養、喫煙、飲酒などの生活習慣がその発症や進行に関与する病気です。
最近では、糖尿病や脳梗塞の関係性も重視されていて、糖尿病、脳梗塞に罹った方に歯周病の方が多くいらっしゃることが分かってきました。
まず、歯周病の進行度を知ることから始めます。
歯周ポケットの深さをはかり、その深さによって進行度が軽度、中度、重度と分けていきます。
多くの人が全部で28本(親知らずは除く)の歯をお持ちです。その歯1本1本のポケットの深さを測り、歯毎に歯周病が進行していないかを知る必要があります。
進行度が分かれば、治療が始まります。
軽度の歯周病(歯周ポケットが3ミリ以下)の方はここで終了となり、メンテナンスに移行していきます。中度、重度の方は次の段階へ治療が進みます。
中度、重度の歯周病(歯周ポケット4ミリ以上)の方対象、歯全体を最大6ブロックに分けて歯の根っこの部分についた歯石を除去していきます。
全体的な歯石取りが終わったら、どれだけ歯周ポケットが浅くなったか、歯周ポケットを測っていきます。ここで、歯周ポケットが3ミリ以下となっていれば、治療終了でメンテナンスへ移行していきます。改善がみられなかったら次の段階へ治療が進みます。
歯周ポケットの改善がみられない場合は、歯周病の手術の対象になります。
歯周病の治療は終了した後は、定期的に歯石取りをしていき事が大切になります。
歯周病は生活習慣病のひとつであり、糖尿病や脳梗塞の発病に大きく影響する病気と言われています。お口は体の入り口です。その入り口が健康でなければ、体全体の健康に影響が出てきてしまします。人生100年時代と言われている現代。人生を楽しく送りために、まずはお口の中の健康を見直しませんか?