2021.05.17
ある日・・
「あらら磨きのこしがべっとり!」
「まだらに残ってますね」
「イヤだなあああ」
「歯ブラシはどんなものをお使いですか?」
「柔らかくてブラシがヘッドおおきいものです。」
「それではブラッシング圧が弱かったり、大きな歯ブラシでざっと磨いてるのかもしれませんね。」
今回は歯ブラシのかたさや毛先の違いによってプラーク除去の効果を考えます。
歯ブラシのかたさは「軟らかめ・ふつう・かため」と種類があります。
たわしを想像してください。たわしってよく取れますよね~~。たわしは毛先が硬くて毛の長さは短いです。
毛が硬いとプラークは取れやすいですが、毛の直径が0.40mm程度になると使用感が硬すぎるという問題点が。ですので直径0.33mm程度が適当です。このような歯ブラシを使うメリットは汚れがとれる。デメリットとしては、圧をかけすぎると歯が削れたり歯肉を傷つける要因になってしまう。ということです。
また、毛の硬さだけではなく、毛の形態もいろいろです。歯面のプラークに限局して考えるのならば、毛先のカットが平坦で毛が短いラウンド毛を使用することで歯面全体に到着する形態のブラシが良いでしょう。
ラウンド毛⇩
たわしのように汚れの除去に限局して考えるとふつうや硬めで毛の短い歯ブラシを使うのが妥当でしょう。
しかし、ブラッシングには患者様個人個人の圧のかけ方やブラシの動かし方、癖があります。軟らかい毛先でも十分すぎるくらい磨き残しがない方もいらっしゃいます。
それらを分析して個人にあったブラシを歯科医・歯科衛生士に処方してもらうのがプラーク除去効果を高める方法です。ご自身で量販店のブラシを買うのって難しいと思います。お店の歯磨きコーナーにいくと種類が豊富ですからね。いなば歯科では、患者さま個人にあったブラシを処方します。歯ブラシでお困りの方はスタッフにお尋ねください★
いなば歯科クリニック
小田部
福岡市
早良区
痛くない歯科