2025.11.14
歯みがきをしているのに、なんだか歯ぐきが腫れている気がする….。
そんなとき、原因の一つが「プラーク(歯垢)」です。
プラークは、目に見えにくい細菌のかたまりで、虫歯の原因にもなりますが、放っておくと歯ぐきの炎症や出血、さらには歯周病へと進行してしまうこともあります。
今回は、歯垢をそのままにすることで起きるリスクと、今日からできる予防方法について、解説します。
プラークとは、歯の表面に付着する”細菌のかたまり“のことです。
食べかすとはまったくの別ものです。
食べかすや糖分をエサにして細菌が繁殖し、ネバネバした膜のように歯を覆います。
水では流れず、歯ブラシでしっかり磨かないと取り除けません。
放置すると、このプラーク内の細菌が酸を出し、歯を溶かして虫歯をつくったり、歯ぐきに炎症を起こしたりします。

プラークを放置すると、歯ぐきが腫れたり出血したりする「歯肉炎」になります。
この段階では、まだ痛みが少なく、気づかないことも多いです。
さらに進行すると歯を支える骨(歯槽骨)が溶けて、歯がグラグラしたり、口臭が強くなったり、
最悪の場合、自然に歯が抜け落ちてしまう「歯周病(歯周炎)」へ進行していきます。
つまり、歯垢は”歯の病気”だけでなく、”歯ぐきと歯を支える骨の病気”の原因にもなるのです。
歯ぐきの炎症は歯ブラシの状態が良くなると元の健康な状態に戻すことはできますが、
歯周病によって溶けてしまった骨はどれだけ綺麗に磨いても元に戻すことはできません。
歯肉炎は気づかないことが多いので定期的に歯医者さんに行くことが大切です。
プラークをためないためには、毎日の歯みがきが基本です。
ただし、自己流のブラッシングではどうしても磨き残しが出てしまいます。
磨き残しが多いところは以下の通りです。
そこを意識して磨くと虫歯予防、歯周病予防につながります。

✅歯ブラシは毛先が細いタイプを使用
✅ 歯と歯ぐきの境目を意識して磨く
→歯周病の原因になる汚れは、歯と歯ぐきの境目の汚れなので、毛先が細いタイプで境目に毛先が少し入るくらい歯ブラシを当ててもらうと汚れがとれやすいです。
✅フロス・歯間ブラシを併用
→歯ブラシだけでは約60%の汚れしかとることができません。
フロスと歯間ブラシを併用することで約80%〜90%の汚れをとることができます。
✅定期的に歯科医院でクリーニング(PMTC)を受ける
特に歯科医院のプロケアでは、普段の歯みがきでは取れないプラークや歯石をしっかり除去できます。
歯石になってしまうと歯ブラシでは落ちないくらい硬くなるので歯医者でしかとることができません。
プロケアをすることで歯の表面に汚れがつきにくくなり、虫歯予防と歯周病予防にも繋がりますが、
約三ヶ月後には、また汚れがつきやすいお口の中になってしまいます。
季節の変わり目は体だけでなく、お口の中も不調が出やすい時期です。
忙しさや寒さでケアをつい後回しにしてしまったり、丁寧にみがいていても、どうしても落としきれない歯垢や歯石は少しずつたまっていきます。
定期的なメンテナンスが、歯ぐきの健康を守るいちばんの近道です。
プロのクリーニングでお口をリセットすると、歯ぐきも気分もすっきり。季節ごとの習慣に取り入れてみてはいかがでしょうか。
ぜひこの機会に、お口の健康を見直してみませんか?
当院では、予防歯科にも力を入れ、定期的なクリーニングやプラークに色がつく染色液を使い、実際に磨き残しを見てもらいながら正しいブラッシング指導を行っています。
「最近、歯ぐきが気になる….」という方は、お気軽にご相談ください。
