2022.06.30
子どもの歯周疾患は、プラークの蓄積が原因となる歯肉炎(プラーク性歯肉炎)がほとんどで、歯周炎はごく稀です。1歳半までの30%以上の子どもが、歯茎の発赤、腫脹を伴うプラーク性歯肉炎に罹っているといわれています。成長とともにプラーク性歯肉炎は増加しつづけ、思春期には半数以上にも及びます。成人になるまでに歯周炎を発症することはほとんどありません。
子どもの歯周組織は抵抗力が強く、病原性の高い歯周病菌が存在することもまれです。そのため、プラークが蓄積しても、歯肉炎(プラーク性歯肉炎)を引き起こすだけで、歯周炎まで発祥することは、ほとんどありません。しかし、歯肉炎をほうちしたまま油断していると、成人になった時に、病原性の高い歯周病菌の定着と歯周組織の抵抗力の低下を生じて歯周炎が引き起こされます。
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早良区 小田部 いなば歯科クリニック