2022.12.26
ブラキシズムとは、歯ぎしりや噛みしめや食いしばりなど、習慣的に歯どうしを強く接触させるクセのことをいいます。歯同士を強く接触させるのでブラキシズムがあると、前歯の先の部分や奥歯の噛み合わせの部分に擦り減りが出てきたりします。
患者様にお伝えするときは、「歯ぎしりしてませんか?」や「食いしばったりしてませんか?」など強く接触させるようなクセがないかを患者様にお聞きしてブラキシズムがあるかどうかを確認しています。
人は何もしていない時口を閉じていても、歯と歯は接触してなくて、少し隙間がある状態で過ごしています。
もちろん、食事の際は、歯と歯がしっかり噛み合わないと噛む事ができないので、噛む事ができることはとても大切なことです。
歯の擦り減りや、磨耗、顎の関節に痛みがでたり、口をあけられなくなったりします。
また、噛む力に耐えられなくなると、歯が折れてしまったりします。
あとは、歯がしみたりなどの知覚過敏の症状が出る方もいらっしゃいます。
顎の関節に強い痛みが出る場合は、投薬治療を行います。
歯が折れてしまうと、場合によっては抜歯のケースになります。
しみたりする、知覚過敏は、知覚過敏のお薬を塗ったりする治療を行います。
ブラキシズムのひとつである、歯ぎしりはストレスの発散をしていると言われていて、眠っている時特に、浅い睡眠時に起こる事が多いといわれています。
1番はストレスを無くすという方が大切ですが、なかなか、難しいですよね。
なので、一般的な治療として、歯同士がふれあわないように、寝ている間にマウスピースを装着していただくことがあります。歯の磨耗の大きさや、ブラキシズムの種類によってマウスピースの種類を変えています。
ブラキシズムによって、最悪、歯を無くしてしまうこともあります。
そうならないために、ブラキシズムがある場合は、早めの段階からマウスピースの装着をおすすめしております。
福岡市 早良区 小田部 いなば歯科クリニック マウスピース