2023.11.29
上下の口唇が接触しておらず、日常的にお口が開いている状態のことです。『口唇閉鎖不全症』とも言われており、3歳から12歳までの小児の70.3%にみられ自然に治癒するのは難しいと言われています。
①口呼吸による唾液の減少で多数歯う蝕、上顎前突、開咬
②歯列不正による不正咬合
③口の周りの筋力低下
④前歯の表面が特に乾燥しやすく、茶色く着色しやすい状態になる
リラックス時に舌全体が上あごにピッタリとつき、舌の先が上の前歯の裏側あたりにあるのが正しい位置です。
舌の筋力が弱いと正しい位置におさまらず、下あごの中にダラリと横たわってしまいます。このように舌の姿勢が悪くなっている状態を『舌癖(ぜつへき)』といいます。
まずは自分自身やお子様がお口ポカンになっていないかを知り、正しい位置に舌をおくことから意識をしてみましょう。
早良区小田部 いなば歯科クリニック 院長 稲葉 健一郎