2024.07.12
お口ポカンの子供への対応は、最初から運動訓練を行うのではなく、姿勢や食べ方などの生活改善が基本となります。
①鼻呼吸の確認
口呼吸をしている子どもは『鼻で息してみて』と伝えてもどうしたらいいかわからず、息をとめていることもあります。鏡やティッシュペーパーを使って鼻から空気が出る感覚を理解させることも有効です。
②鼻呼吸の獲得は『良い姿勢』が大切
お口ポカンの改善には良い姿勢が大切です。鼻呼吸のためには、舌が挙上していることが不可欠で、そのためには良い姿勢でいる必要があるからです。
③口を使った遊びをする
(例)風船を膨らます シャボン玉 風車を回す 早口言葉 にらめっこ 変顔 など‥
これらの遊びは口腔機能のトレーニングにもなります。
④うがいのトレーニング
うがいは1日何回も行うため特別なトレーニングよりも生活の中で継続的に行えるメリットがあります。3歳未満の低年齢児は、最初は水を口にいれない『エアうがい』から始めると良いでしょう。
早良区小田部 いなば歯科クリニック 稲葉健一郎